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ウィーンは自転車サインでいっぱい!?

2010.04.23 CYCLE/CONNECT/CITY

自転車先進国と言えば、オランダにデンマーク、ドイツ……といった国の名前が挙がるが、ドイツの東隣、オーストリアはどうだろう。とくに自転車という強いイメージはなかったが、走ってみると意外と自転車の「存在」を強く印象づけられる。ウィーンにみる「自転車化」とは?

東京よりは遥か先、デンマークにはまだ遠い?

結論から先に言ってしまうと、だいぶ頑張っている!という印象。日本よりは相当先を行っているけれど、前述のようなデンマークなどの「本家」にくらべるとまだちょっと迷いがある? といったところか。
街中での自転車と自転車レーンの存在感はかなり大きく、車道より一段高い専用レーンを作る方針のようだ。ただ、郊外では車道上にペイントで区切るシンプルなレーンも多い。反対に都心部では日本と同じように、歩道に自転車を上げてしまっているところも散見される。実際に走っているとどこを走るべきか、ちょっと戸惑うことは正直多かった。
それを補っていたのが、自転車のシンボルマークの多さかもしれない。路上のペイント、標識、信号機、ヴェリブ式レンタサイクル……大げさでなく、東京の100倍くらいは街の景色の中に自転車マークがありそうだ。ちょっとやりすぎなのでは?と苦笑しつつも、ここまでやることで自転車への人々の認識が上がる面もあるだろうし、何より市政のやる気が感じられ、印象に残った。

信号も自転車用。自転車に乗っている人が描かれている。
信号も自転車用。自転車に乗っている人が描かれている。
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直進するクルマと右折するクルマの間のレーンが自転車用。

自転車レーンの整備、そして自転車人口増。

ウィーン市内の自転車レーンの整備は10年前くらいにスタート、今も着々と延びていて、市内の総距離は1000kmを超えるのだとか。自転車店の女性によると、とくにこの2年ほどで自転車人口がぐっと増えてきているという。ただし彼女自身はじつは自転車レーンを走ると車から見落とされることが多く危険だと思うので主に車道を走っていると言っていた。
郊外では車道上に白い自転車マークがペイントされたレーンもある。日本の左折に相当する右折レーンよりも、直進する自転車レーンが内側に来るのはイギリスと同じ手法だ。

国際サイクリングロードでつながる自転車都市。

さて、街角で観光客向けに流されているヨハン・シュトラウスのメロディを鼻歌に、向かうのはそう、「美しく青きドナウ」。このヨーロッパ大陸で2番目に長い大河に沿って敷設されている国際サイクリングロード「Euro Velo 6番」を走るためである。
ウィーンからなら、隣国スロバキアの首都ブラチスラヴァを経て、ハンガリーの首都ブダペストまでおよそ300km、一気に走ることができるサイクリングロードだ。初心者でも1週間弱で走りきれる添乗員付き自転車ツアーも多く催行されている。
天気もよく、水量豊かなドナウを眺めつつ芽吹き始めたばかりの新緑の中を50kmほど走ったが、その気持ちいいこと! 日本でも北海道から沖縄まで一気通貫のサイクリングロードを作り、さらに台湾や朝鮮半島、中国ともサイクリングロードがつながったら…新しい時代が訪れるのではないだろうか。
(text&photos Yoko Aoki)

参考サイト
● ドイツ市サイトの自転車情報ページ
http://www.wien.gv.at/verkehr/radfahren/
● Euro Velo(European Cyclists” Federation)
http://www.ecf.com/14_1

市が無料で配布している自転車レーンマップ
市が無料で配布している自転車レーンマップ。

Permalink: http://x2tokyo.jp/connect/13/

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