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自転車とクルマ、そして人が<br />楽しく共存していくための<br />ボディサインを考えよう!

2010.06.25 LAB.&OPEN LAB. INSIDE

自転車に乗っているとき、「曲がります」「止まります」、あるいは「ありがとう!」「お先にどうぞ」などの意思表示、どうしてますか? 進むのか止まるのか、直進か曲がるかが伝わらなくて、クルマや歩行者とあわや!というヒヤヒヤ体験をされたことのある人も少なくないのでは。たくさんのクルマや人、そして自転車が行き交う都市を移動する場合、ルールを守ることはもちろん、コミュニケーションをとることも大切なこと。では、どうやって? ということで、7月のOPEN LAB.では、そんな自転車乗りのためのコミュニケーションについて、ダンサー/振付師の伊藤千枝さんと考えます。

自分の「気持ち良い」は他の人にとっての「危ない」かもしれない。

ーーX2 TOKYOをはじめてから、伊藤さんが自転車について発見したことって、なにかありましたか?
「やっぱり改めて、自転車が増えてるなあ、って思います。自分のまわりの人たちでも『自転車始めた!』という人がすごく多いんです」
ーーみなさんが自転車に乗り始めたきっかけって、何なんですか?
「通勤とか、それにプラスして週末ちょっと走りにいくようになった人とか……。みんな口を揃えて『気持ちいい!』『楽しい!』って言いますね。自転車に乗ることでちょっと現実から離れられるような感じがあるみたいです。自転車のスピードに没頭して集中すると、自分一人の世界にひたれる感覚。だから、そういうふうに自転車を楽しんでいる人って、コミュニケーションについて意識してないんですよ」
ーー意思表示したいという気持ちがない?
「そう。『コミュニケーション必要だな、とりたいな、っていう時はないの?』って聞くと『別に……』って(笑)。自分と自転車だけの世界に入り込んで集中するのが、自転車の気持ちよさ、楽しみの1つなんだとは思うんですけれど、それって、自分が気持ちよければそれで良いということにもなってしまう。彼らには『だから危ないんだよ!』って言ってるんですけど、自分だけが気持ちよいって、他の人にとっては『危ない、迷惑』になっちゃうかもしれない」
ーーまわりに誰もいない道を走るならそれでいいかもしれないですけれど。東京を自転車で走るというのは、クルマとか歩行者とかと道をシェアするということなので、そのためにはやっぱりコミュニケーションは大事ですよね。
「そうですね。なので、今回、7月のOPEN LABでは、そんな『共存していくためのコミュニケーション』を考えたいんです。自転車もクルマも人も、『気持ちいい、楽しい』になるような、実際に使えるサインを考えていきたいな、と思って」

珍しいキノコ舞踊団 伊藤千枝さん
珍しいキノコ舞踊団の稽古風景casino />
珍しいキノコ舞踊団の稽古風景。OPEN LAB.でもこんなふうにいろいろ身体を動かしますので、当日は動きやすいウェアのご用意を忘れずに!※伊藤千枝さんの「7.22 OPEN LAB.」の募集要項はコチラ(http://x2tokyo.jp/entry

相手に気付かせることをちょっとのユーモアで楽しく

ーーOPEN LAB.では実際にみんなで身体を動かしながら、考えていくんですよね。
「そうですね。別にコミュニケーションや表現に正解はないので、みんなで『発見していく』のが面白いところ。通常、ダンスワークショップをやると、会社勤めの男性や看護士の女性とか、ダンス未経験で単純に『身体を動かしたくて』という理由で参加する人が結構多いんです。でも、最終的にわたしが置いていかれちゃうくらい盛り上がるんですよね(笑)。身体で表現とかサインを考えるとかっていうと構えちゃうかもしれませんが、私は自転車の世界の延長なんじゃないかな、と思っています。自転車って身体を動かすことじゃないですか。今回やろうとしていることも同じ身体を動かすことですから」
ーー自転車に乗りながらサインを考えてもいいですね。
「あ、それいいですね! 自転車に乗りながら、何ができるか、意外な可能性が見つかるかもしれないですね。そういう動きがあったか! みたいな(笑)。コミュニケーションって、相手に気付いてもらうこと。それにちょっとのユーモアが加わるといいな、と思うんです。例えばケータイの着信音だっていろんなバラエティがあって、電話がなっているのに気付いてもらうのと同時に、相手(持ち主)を楽しい気分にさせるじゃないですか」
ーーそんな使うのも気付くのも楽しくなるようなサインができたら、どんどん広がっていきそうですね。
「ぜひ実践で使ってもらいたいですよね! そして、参加した人が『伝える』ということを意識して、周りの人に目を向けるようになってほしいな、とも思います。自転車に限らず、最近はみんな1人だけの世界になりがちだと思うんです。コミュニケーションといっても、相手とケータイやパソコンなどモノを介して向き合っているだけ。その向こうにあるのが人だということを思い出して、生身のコミュニケーション、距離が縮まって、相手とつながる楽しさを体感してもらえたらいいなと思います」
(text & interview photo: X2 TOKYO Project)

※伊藤千枝さんの「7.22 OPEN LAB.」の募集要項はコチラ(http://x2tokyo.jp/entry
※7.22 OPEN LAB.当日はUstream中継も行ないます。そちらもぜひご覧ください!

Permalink: http://x2tokyo.jp/inside/interview_itochie_02/

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