遊びにはルールがあるもの。それならば、駐輪場に雑然と並ぶ自転車や、街中のガードレールや壁際に無秩序にくくられた自転車にルールを与えてあげたら、それは遊びになる!? Earth Day Tokyoで試みられた「自転車を停めるという遊び」をレポート。
自転車を楽しめるのは、“走っている”時だけ? ではなく、これからは“駐輪する”も自転車の楽しみ方のひとつになりそうだ。
そう教えてくれたのは、4月17日代々木公園で開催された「Earth Day Tokyo」でゲリラ的に行われたあるインスタレーション。数十台の自転車で文字を描くといういたってシンプルなもので、つくるのはEarth Dayのキーワードである「LOVE」という4文字だ。スペースは「Earth Day Tokyo」の特設駐輪場の近くに設けられ、タイミングよく自転車でやってきた人たちを仕掛人たちが手招きで招集した。集まった人たちが試行錯誤しながらひとつずつアルファベットを形づくり、一台一台の自転車が文字の一部となると、いつの間にか参加者の間には笑顔と一体感が。
「駐輪スペースがアルファベットのラインを描き、自転車が駐輪されていくと徐々に言葉や絵が浮かび上がってくる。そんな、利用したくなるような楽しい駐輪場をつくりたい」
と話すのは、今回のインスタレーションの発足人であるバイシクルエコロジージャパンの杉浦氏。とかく「駐輪」「駐輪場」は、都市の自転車ライフにとって必ず直面する問題の1つ。ちょっとしたアイディアや仕掛けで、「駐輪」という行為が「文字や絵を描く」という楽しいものに転じ、しかも停められた自転車たちが街のランドスケープの一部になったり、メッセージを発したりする。そんな駐輪ドローイング、EARTH DAY TOKYOでの試みはムービーにても記録済み。どんな形で発表されるのか、X2 TOKYOでも注目していきたい。
(text&photo Orika Uchiumi, photos Daisuke Tou)
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