日の出桟橋からお台場や浅草などをつなぐ「水上バス」は、普段の移動手段としては使う機会が少ないけれど、デートやちょっとしたおでかけとなると、いつもの東京が旅行気分で楽しさ倍増、というハッピーツール。しかも、愛車を輪行バッグにいれなくてもそのまま乗せられるから、目的地まではのんびり景色を楽しんで、到着したらそのまますぐに走り出すことができるのが魅力です。
水上バスで乗り降りできるのは、日の出桟橋・浅草・豊洲・晴海・お台場海浜公園・パレットタウン・東京ビッグサイトというポイント(※浜離宮の乗り場からは自転車で乗ることができません)。自転車と水上バスをフレキシブルに組み合せれば、どちらか一方だけを使うよりもぐんと行動範囲が広がるし、おでかけコースの中にON/OFFができるから体力的にもゆとりをもって、最後まで満喫することができるんです(繁忙期や混雑時には、自転車を乗せられないことがあります)。
というわけで、実際に水上バスと自転車を使ったプチ東京観光をご紹介しましょう。スタートは日の出桟橋から水上バスでまずは東京ビッグサイトへ。到着したら、お台場海浜公園まで東京湾沿いをゆっくりサイクリングしながら湾岸の風景を満喫します。途中で観覧車に乗って東京の景色を一望するのもいいですね。お台場海浜公園の乗り場からは、浅草行の水上バスに自転車とともに乗車。隅田川にかかる13本の橋はそれぞれ形も色も違っていて、くぐる度にアトラクションのような楽しさがあります。そして、浅草に近づくにつれて変わっていく景色にもぜひ注目を。浅草に到着したらまた自転車の出番です。せっかく自転車なのですから、浅草だけでなく、蔵前や田原町といった隣町まで足を伸ばしてみましょう。一本路地に入ると何かに出逢うことができるこのエリアはまさに自転車的タウンです。しばし、気ままに散策したら、帰りも無理せず水上バスで日の出桟橋まで直通のコースをナイトクルージング。水上バスは、「海舟」「龍馬」「アワータウン」「潮音」などデザインやネーミングがユニークな全10種類(自転車が乗車できないヒミコは除く)。行きと違う種類のものになる可能性が高いので、どんなものに乗れるのかもちょっとした楽しみですよね。また、川沿いの灯りやビルのイルミネーションが水辺にきらきらと映る様がこれまた美しく、昼間とはまた違った東京の表情が、東京めぐりをしっとりとしめくくってくれます。自転車で味わうのとは一味違った心地よい風と美しい水辺の景色が、一日の疲れを癒してくれますよ。
東京は「水の都」。昔から人々の暮らしや文化の流れにも深く関わってきた川や湾岸の景色は、東京という街の象徴です。東京の街を感じるのに最適な乗り物である自転車と水上バスとの最強タッグを、ぜひ一度体験してみてください。
(text & photo: Orika Uchiumi)
● 東京都観光汽船
http://www.suijobus.co.jp
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